はり灸 峰鍼堂 松本治療院

2024年9月のご挨拶

 連日東京地方では猛暑がやっと峠を越え、9月に入り、朝夕は初秋の風が、快く肌に感じ、そこここに、「小さな秋」 を感じる季節が訪れました。
 まだまだ残暑は有ると思われますが、秋のお彼岸を目前に控え、いよいよ本格的な秋の到来です。
 お陰様で、多くの区民の皆様に来院していただき、腰痛や、肩痛を訴え本院の門を叩く患者さんも増えて参りました。
 またこの時期は、季節の変わり目で体調管理を誤りますと、夏の疲れが一気に表面化して初秋特有の腰痛や肩関節痛を 引き起こすことになります。
 このような愁訴が鍼灸に最も適した患者さんでは無いかと思います。
 今年も半年が過ぎようとしていますが、本院をご愛顧いただき、区民の皆様方に改めて心よりお礼申し上げます。
 陽気から陰気が芽生えてこの時節を、活用して、体力作りに精を出すのも一法です。
 健康作りの面でも鍼灸治療を大いに活用して頂ければ幸いです。

                   令和6年9月吉日

 はり灸 峰鍼堂 松本治療院

平成21年から本院のHP読者の皆様に、「一期一会」覧で「臨床一口メモ」を報告していますが、その第57回の今月 は、肩関節証を取り上げてみましょう。

 新型コロナウイルス感染症も収束に向かっていますが、気管支喘息既往患者も冬から秋の時雨時にかけてこの時期多く 本院の門を叩くようになってきました。
 ご存じの通り呼吸器の機能及び作用について、日本伝統医学を基に考えますと、肺の外孔でもある鼻より天空の気を採 り入れ、大気は喉の部・咽頭・喉頭を経て器官と気管支を通り肺胞に至る、一連の呼吸作用を総じて指して言います。
 伝統医学に於いては、上焦に位置する陽臓である肺の部において、大気は、胃の気(後天の気)と合して、宗気の働き (いわゆる血液中に溶けこみ巡る働き)として、全身を衛り、養っています。
 これら一連の働きは、上焦の機能の一部として見ていきますが、上焦の中に積む、宗気の役割でも有るとみて良いでし ょう。
 つまり五行に於ける金性の作用と五臓の内、肺の臓とこれに関わる皮毛を含め、体表の変化や、機能異常は、呼吸器病 の範疇として診て、処置する必要が有ります。
 中でも喉頭・気管・気管支の部に固有の過敏素質を有し、特異な咳嗽を発し、呼吸運動の変異を見逃すことなく、気管 支喘息の鑑別を行わなければなりません。

 1. 気管支喘息の概要
 現代医学的に本症の病理について触れておきます。
 いわゆる大人(15歳以上)の発作の季節的発症頻度は、秋の台風の時期や、11月の時雨時の冷たい雨が降る前夜等 に多く、又梅雨時の「やませ」の吹く、寒い湿度の多い時期、いわゆる梅雨寒等にも、発作を起こすことがあります。( 低気圧の接近による気圧の低下に起因)
 私の臨床経験では、冬の乾燥期には本症の発症頻度は少ないように思います。
 喘息は言うまでもありませんが、体質的・遺伝的原因の他、発作の成因には、アレルギーが考えられ、これらの患者の 内、一般的には喉や気管支の過敏症が含まれることは習知のとおりです。
 気管支筋の炎症(痙攣・粘膜の腫張)により、気管狭縮と分泌物の増加に起因し、発作時、特異的な咳嗽と喘鳴の後、 呼吸困難を起こします。
 併せ顔面を始め、全身の皮膚は蒼白となり、冷い汗を出し、特有な喘鳴(ふぃゆー々)を伴って、呼気は吸気より長い ことを特徴とします。
 呼気の際には、腹筋が板のように緊張し、咳は主に夜間に発作の一症状として持続的に起こることになります。
 これらの症状を治すには、食生活や、生活環境についても、変えて行くよう心がけ、体質改善に努めることが一方で必 要です。
 私どもの鍼灸の処置によって、発作の軽減や、短期間で喘息症状を治癒に導くことも可能であります。
 但し、成長期(18才前後)を目標に鍼灸を施し、これによっても治癒しない症例については、成人期以降も発作を繰 り返すことも少なくありません。
 小児に発症する気管支喘息は、遺伝性の素因に起因して発症し、乳児期の湿疹の後に起こることがあります。
 多くは夜間就寝時に発作を繰り返し、激しい咳による呼吸困難等を呈することもあります。
 この際には起坐呼吸によりやがて発作は軽減し、咳嗽時、喀痰をだし、治まることが一般的で有ります。
 発作時、坐位か・伏臥位をとらせ、30分前後安静にしていると症状は治まるのがほとんどです。
 アトピー性皮膚炎を起こし、湿疹のひどい症例については、素肌を、日中直射日光にあてぬよう、衣服等に配慮してく ださい。
 アレルギー症状の無い小児に発症するものは、喘息様気管支炎と呼ばれ、慢性に経過し再発を持続的に繰り返す症例が 多いことが良く知られています。
 小児喘息の原因の一つとして、母親が妊娠と同時に卵や牛乳を毎日過剰に摂取すると、アレルギーに関係の深い、「免 疫グロブリン・1グラムE」と言う物質が妊娠8カ月頃急速に産生されることから、子供にとって卵や牛乳がアレルギー 反応の原因物質になると言われています。
 先に産まれた子どもにアレルギー症状があることや、両親のどちらかにアレルギー症状が有る際には、妊娠中に専門医 の指導を受けることが大切です。
 又最近の住居環境の変化により、密閉した部屋に、ホコリや家ダニが発生し、これが原因となり、乳児期から小児期に かけて、気管支喘息を引き起こすこともあります。
 又一般的な気管支炎についても、診断と処置法は、喘息に準じて考えて良いのです。
 尚、微熱と咳が止まらないと言って私の治療院の門を叩く患者が間々あります。
 これらの症例は、特有の咳を発し、皮膚の枯燥や、脈状が実で緊脈を呈しており、殆どの場合、結核か肺癌を疑ってみ る必要があります。
 もし数回の処置で著効のない時には、専門医の診断に委ねることが大切です。

はり灸  松本治療院
    電話  (03)3678−4726

    〒132-0011 東京都江戸川区瑞江4−37−4

       都営新宿線 「瑞江駅」下車 北口より徒歩5分

         院 長  松本 俊吾

     *****

 【ご案内】

 日本で培われてきました鍼灸術は、人間が一日一日を健康で過ごすことを可能にし、終極の目的は、人々が病むことな く天寿を全うさせることにあります。

 また、人から人へ、心の通う手当によって病気にならないような体づくり、つまり自然治癒力を増進させることを目的 としています。

 当院は、この考え方にそって施術にあたっています。
 腰が痛い・肩がこる、めまいがするなどの身体の不調でお悩みの方は、ぜひ峰鍼堂 松本治療院にご一報下さい。
 長年お悩みの様々な症状を取り除く治療を施します。

     *****

 【当院の行う日本の伝統的鍼治療について】

 現在行っています日本の伝統的鍼治療とは、中国に発祥した東洋医学思想を基礎理論とし、日本の風土に培われて発展した臓腑経絡調整を目的とする鍼治療法です。

 毎日の臨床で主に用いているのは、細鍼により、微刺激で治療効果をもたらす方式です。

 当院が行う治療とは、「気」を通じさせ、全身の血液循環を良くして、痛みやコリを軽減させると共に、体質改善を図ることを目的とするものです。

 使用する鍼はディスポーザブル鍼で、すべて滅菌されており衛生的に問題はなく、安心して治療が受けられます。

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 【当院の行う日本の伝統的鍼治療について】

 現在行っています日本の伝統的鍼治療とは、中国に発祥した東洋医学思想を基礎理論とし、日本の風土に培われて発展した臓腑経絡調整を目的とする鍼治療法です。

 毎日の臨床で主に用いているのは、細鍼により、微刺激で治療効果をもたらす方式です。

 当院が行う治療とは、「気」を通じさせ、全身の血液循環を良くして、痛みやコリを軽減させると共に、体質改善を図ることを目的とするものです。

 使用する鍼は、ディスポーザブル鍼で、すべて滅菌されており、衛生的に問題はなく、安心して治療が受けられます。

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 【ご案内】

 日本で培われてきました鍼灸術は、人間が一日一日を健康で過ごすことを可能にし、終極の目的は、人々が病むことなく天寿を全うさせることにあります。

 また、人から人へ、心の通う手当によって病気にならないような体づくり、つまり自然治癒力を増進させることを目的としています。

 当院は、この考え方にそって施術にあたっています。
 腰が痛い・肩がこる、めまいがするなどの身体の不調でお悩みのかたは、ぜひ峰鍼堂 松本治療院にご一報下さい。
 長年お悩みの様々な症状を取り除く治療を施します。

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 【当院の行う日本の伝統的鍼治療について】

 現在行っています日本の伝統的鍼治療とは、中国に発祥した東洋医学思想を基礎理論とし、日本の風土に培われて発展した臓腑経絡調整を目的とする鍼治療法です。

 毎日の臨床で主に用いているのは、細鍼により、微刺激で治療効果をもたらす方式です。

 当院が行う治療とは、「気」を通じさせ、全身の血液循環を良くして、痛みやコリを軽減させると共に、体質改善を図ることを目的とするものです。

 使用する鍼は、ディスポーザブル鍼で、すべて滅菌されており、衛生的に問題はなく、安心して治療が受けられます。

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 【治療の内容】

@ 診断 東洋医学理論による四診法(望診・聞診・問診・触診)を用い、手首の脈の状態と、皮膚の硬軟及び腹部の硬軟を診て、健康状態を判断します。

A 治療 呼吸法を用い、手足の経穴(最有効刺鍼点への施術)を治療した後、痛む部や緊張した部を、順に細鍼にて施術します。

 B 治療は、爽快感を覚えるような手技を合わせ行いますのでご安心下さい。

 C 施術時間は約40〜50分です。

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 【院長の略歴と研究歴】

   ・略歴

1941年 8月    愛媛県今治市菊間町に生まれる
1981年 3月 国立身体障害者リハビリテーションセンター
鍼灸マッサージ課程卒業 免許取得 現在地で開業
1993年 9月 東京都江戸川区の視覚障害者国際親善交流団体
「ドリームクラブ」に参加
オーストラリア ゴスフォード市を訪問
鍼治療デモンストレーションを行い好評
マスコミでも報道される
1998年 1月 鍼灸経絡研究紘鍼会会長
1999年 4月 日本伝統鍼灸学会理事
2001年  5月 第2回訪豪・鍼治療デモンストレーション行う
2003年 8月 NPO法人 江戸川区視覚障害者福祉協会理事長
2006年9月〜2009年2月 (公財)杉山検校遺徳顕彰会・杉山流三部書講義 (全8回)
杉山和一検校生誕400年記念特別講習会
「腹証と杉山流三部書の診法」講演と実技公開
(於 両国江島杉山神社本殿)
※ 主に新たに免許を取得した鍼灸師に対し伝統鍼灸術を普及継承するため、日本伝統鍼灸学会に研究論文18稿を発表すると共に、国立障害者リハビリテーションセンターを始め各地で鍼灸学術講習を指導。
※ 鍼灸雑誌『医道の日本』2002年9月号より「杉山流三部書講」−腹証と補瀉論−
   連載全54回継続執筆

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 【お問い合わせ】

 治療時間 … 午前9時〜午後7時 (日曜は休診)

 治療料金
  初診料   … 1,000円
  はり灸   … 5,000円
  マッサージ … 5,000円
  文書料   … 1,000円

  ご予約は 電話(03)3678−4726 へどうぞ

 都営新宿線 「瑞江駅」北口より徒歩5分
 車でご来院の方には、専用駐車場(2台)がご利用になれます。 皆様方のご来院をお待ち申し上げております。
 以上