はり灸 峰鍼堂 松本治療院
2024年10月のご挨拶
令和6年の秋の訪れは今年は夏の猛暑が尾を引き、10月初旬まで残暑が残り、衣替えも定まらない日々でした。
10月に入りやっと秋らしい空が高く澄み切った青空が戻ってきたようです。
金もくせいの香りが漂い始め、甘酸っぱい香りが鼻に就くように漂い、秋本番の過ごしよい季節となりました。
ところで「柿の実が赤く色ずくころは、医者が青くなる」などと例えられるように、今頃の日々は安定した気候が続き、
野に山にハイキングなども健康を保つためには、是非お出かけして、これから迎える紅葉も見ごろとなりますので、健康作
りの一環として、ご家族や友人をお誘いして、自然の中に身を置くことも必要だと思います。
やがて菊花が薫頃には、日本の秋を楽しむ日々が続きます。
そしてこれから秋も深まり、立冬の前後は、大陸からの高気圧の張り出しによる、西高東低の気圧配置は低気圧と高気圧
が日本列島に時雨模様と言う、気管支喘息既往患者には、連続性の咳に悩まされる気切がやってまいります。
そのような時には、東洋医学による鍼灸治療が功を奏します。
お陰様で、多くの区民の皆様に来院していただき、腰痛や肩痛を訴え本院の門を叩く患者さんがこの夏も少しずつですが
増えて参りました。
やがて初冬のを迎え、夕暮れが早く木枯らし一号が北風とともにやってきます。
そうすれば季節も安定して、野山に出かけ全身の体力の保持増進に最適の季節がやってまいります。
毎日の運動を行うとともに、体調管理でぜひはり灸治療を受けていただくと、味覚の秋を満喫できると思います。
今年も後2か月余りとなり、いつも本院をご愛顧いただき、区民の皆様方に改めて心よりお礼申し上げます。
また毎日の健康作りの面でも、鍼灸治療を大いに活用して頂ければ幸いです。
夕暮れが早くなり、悲哀を感じる季節でもあります。
皆様におかれましては健康に留意しながらお過ごしください。
令和6年10月 吉日
はり灸 峰鍼堂 松本治療院
平成21年から読者の皆様に「一期一会」覧に、「臨床一口メモ」を報告しています。
少し専門的になりますが本院で行っている便秘症の鍼治療について報告しましょう。
体内に取り入れた食物が、東洋医学でいう腐熟化性作用が滞り便通が不調和となり数日排便機能が滞ることを便秘症と俗
に言いますが、通常は一日おきに排便があれば特に問題はないのですが、三日以上いわゆるお通じの兆候がない場合には、
これは便秘症として東洋医学では秘訣として取り扱うことになります。
西洋医学的には水分を多く摂取すること等を指導しているようですが、それだけでは便秘を解消することは難しいようです。
他には繊維製のある野菜や、海藻類なども便秘を解消するために摂取をするように言われますが、東洋医学では、五臓の
性格肝木と腎水をコントロールする脾土に加えて肺・大腸の水を分ける働きを重んじます。
大宇宙に住む人間は、肝木と腎水をコントロールする脾土によって小宇宙ともいわれる人間の食物の腐熟過性と排泄作用
を調整することにより、便秘(秘訣)を解消することが可能になると思います。
勿論運動なども必要です。
そこで少し専門的になるのですが、天人相応論について触れながら、便秘症について取り上げてみましょう。
まず古典に述べる秘結の節文をあげ、順を追って解説を加えてみましょう。
総じて言えることですが、腎水(水の分化)と脾土(穀化)に外感・内傷の影響の程度の判別が便秘を解く要点となります。
いわゆる秘結の処法は、食物の不通による便秘をまとめてみましょう。
我々の臨床室には、便秘が主訴で来院する患者もみられますが、また、現病として肩こりや腰痛を訴え、随伴症状として
便秘を訴える患者さんも少なくありません。
その際に、やはり腹診は必須であります。
特に腹部のお臍脇の両天枢の実証は、少し専門的になりますが、肺虚として右天枢の硬結に対し、腎虚に多いのですが、
負荷法(圧診)により、左手の列缺を取穴、迎補の右捻りの輸瀉法は、妙技の一つとして用いています。
また下腹左の天枢以下の腹壁の緊張と、大巨穴周囲の気街部の便塊と思われます硬結と、腸内に貯留してと思われる便塊
の状態を丹念に触診しなければなりません。
このほか問診により、便意の状態や食生活の状況を問いただしながら、適切な指導を併せ行うことになります。
中でも素因としての便秘症体質については、内臓下垂を含めて、総合的に診ていかなければなりません。
鍼灸処法は標本一体の刺法が求められます。
日常臨床において証立ては、腎虚・肝虚を軸に脾虚が多く、肺虚が絡むこともあります。
便秘を主訴とする場合に現病の腹診は、肓兪・左天枢の硬結と圧痛を負荷し、足の腎経を導切により取穴することになり
ます。
特に五兪穴では「逆気して泄らす」を主治する合水と合土穴が適応穴位として選穴されます。
標治法では、便秘点への刺法については、押手を皮膚にやや圧迫したまま腸骨稜より皮膚を伸ばしながら、骨盤内に徐々
に刺入する刺法が求められます。
また、仙骨部の硬結の処置が要点となることは当然のことです。
一方腹部臍の水を分けるとされています水分と商曲及び右天枢の圧痛所見には右蠡溝と左列缺の絡穴の働きを活用するの
も一法です。
同時に右曲泉の合水穴に、負荷を加えた後、肝虚実証体質では、右天枢の実証に対し、呼吸法を用いて、右捻りの補鍼左
皇孫と列缺もしくは内関を選穴すると良いでしょう。
この際の手の肺経と心包経と腹部の中?穴との負荷による相関取穴法は必須であります。
また左右の水道穴の硬結と手足の要穴への負荷法による刺鍼穴位の補法は便秘を解く接点となるのです。
はり灸 松本治療院
電話 (03)3678−4726
〒132-0011 東京都江戸川区瑞江4−37−4
都営新宿線 「瑞江駅」下車 北口より徒歩5分
院 長 松本 俊吾
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【ご案内】
日本で培われてきました鍼灸術は、人間が一日一日を健康で過ごすことを可能にし、終極の目的は、人々が病むことな
く天寿を全うさせることにあります。
また、人から人へ、心の通う手当によって病気にならないような体づくり、つまり自然治癒力を増進させることを目的
としています。
当院は、この考え方にそって施術にあたっています。
腰が痛い・肩がこる、めまいがするなどの身体の不調でお悩みの方は、ぜひ峰鍼堂 松本治療院にご一報下さい。
長年お悩みの様々な症状を取り除く治療を施します。
*****
【当院の行う日本の伝統的鍼治療について】
現在行っています日本の伝統的鍼治療とは、中国に発祥した東洋医学思想を基礎理論とし、日本の風土に培われて発展した臓腑経絡調整を目的とする鍼治療法です。
毎日の臨床で主に用いているのは、細鍼により、微刺激で治療効果をもたらす方式です。
当院が行う治療とは、「気」を通じさせ、全身の血液循環を良くして、痛みやコリを軽減させると共に、体質改善を図ることを目的とするものです。
使用する鍼はディスポーザブル鍼で、すべて滅菌されており衛生的に問題はなく、安心して治療が受けられます。
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【当院の行う日本の伝統的鍼治療について】
現在行っています日本の伝統的鍼治療とは、中国に発祥した東洋医学思想を基礎理論とし、日本の風土に培われて発展した臓腑経絡調整を目的とする鍼治療法です。
毎日の臨床で主に用いているのは、細鍼により、微刺激で治療効果をもたらす方式です。
当院が行う治療とは、「気」を通じさせ、全身の血液循環を良くして、痛みやコリを軽減させると共に、体質改善を図ることを目的とするものです。
使用する鍼は、ディスポーザブル鍼で、すべて滅菌されており、衛生的に問題はなく、安心して治療が受けられます。
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【ご案内】
日本で培われてきました鍼灸術は、人間が一日一日を健康で過ごすことを可能にし、終極の目的は、人々が病むことなく天寿を全うさせることにあります。
また、人から人へ、心の通う手当によって病気にならないような体づくり、つまり自然治癒力を増進させることを目的としています。
当院は、この考え方にそって施術にあたっています。
腰が痛い・肩がこる、めまいがするなどの身体の不調でお悩みのかたは、ぜひ峰鍼堂 松本治療院にご一報下さい。
長年お悩みの様々な症状を取り除く治療を施します。
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【当院の行う日本の伝統的鍼治療について】
現在行っています日本の伝統的鍼治療とは、中国に発祥した東洋医学思想を基礎理論とし、日本の風土に培われて発展した臓腑経絡調整を目的とする鍼治療法です。
毎日の臨床で主に用いているのは、細鍼により、微刺激で治療効果をもたらす方式です。
当院が行う治療とは、「気」を通じさせ、全身の血液循環を良くして、痛みやコリを軽減させると共に、体質改善を図ることを目的とするものです。
使用する鍼は、ディスポーザブル鍼で、すべて滅菌されており、衛生的に問題はなく、安心して治療が受けられます。
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【治療の内容】
@ 診断 東洋医学理論による四診法(望診・聞診・問診・触診)を用い、手首の脈の状態と、皮膚の硬軟及び腹部の硬軟を診て、健康状態を判断します。
A 治療 呼吸法を用い、手足の経穴(最有効刺鍼点への施術)を治療した後、痛む部や緊張した部を、順に細鍼にて施術します。
B 治療は、爽快感を覚えるような手技を合わせ行いますのでご安心下さい。
C 施術時間は約40〜50分です。
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【院長の略歴と研究歴】
・略歴
1941年 8月 愛媛県今治市菊間町に生まれる
1981年 3月 国立身体障害者リハビリテーションセンター
鍼灸マッサージ課程卒業 免許取得 現在地で開業
1993年 9月 東京都江戸川区の視覚障害者国際親善交流団体
「ドリームクラブ」に参加
オーストラリア ゴスフォード市を訪問
鍼治療デモンストレーションを行い好評
マスコミでも報道される
1998年 1月 鍼灸経絡研究紘鍼会会長
1999年 4月 日本伝統鍼灸学会理事
2001年 5月 第2回訪豪・鍼治療デモンストレーション行う
2003年 8月 NPO法人 江戸川区視覚障害者福祉協会理事長
2006年9月〜2009年2月 (公財)杉山検校遺徳顕彰会・杉山流三部書講義 (全8回)
杉山和一検校生誕400年記念特別講習会
「腹証と杉山流三部書の診法」講演と実技公開
(於 両国江島杉山神社本殿)
※ 主に新たに免許を取得した鍼灸師に対し伝統鍼灸術を普及継承するため、日本伝統鍼灸学会に研究論文18稿を発表すると共に、国立障害者リハビリテーションセンターを始め各地で鍼灸学術講習を指導。
※ 鍼灸雑誌『医道の日本』2002年9月号より「杉山流三部書講」−腹証と補瀉論−
連載全54回継続執筆
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【お問い合わせ】
治療時間 … 午前9時〜午後7時 (日曜は休診)
治療料金
初診料 … 1,000円
はり灸 … 5,000円
マッサージ … 5,000円
文書料 … 1,000円
ご予約は 電話(03)3678−4726 へどうぞ
都営新宿線 「瑞江駅」北口より徒歩5分
車でご来院の方には、専用駐車場(2台)がご利用になれます。 皆様方のご来院をお待ち申し上げております。
以上